代表取締役社長 都築 弘光
建築に期待される役割、それはその場所に長く存在し、人の役に立ち続けることです。株式会社建築都市デザイン研究所は「3つのかかわり」へのアプローチを通して建築が人の役に立つとはどういうことか、模索してきました。
■「3つのかかわり」
1.人間と建築がどうかかわるか
2.建築と都市がどうかかわるか
3.都市と社会がどうかかわるか
建築は目に見えるかたちとして現れます。そしてほとんどの場合、既存の環境や景色、街並み、あるいはすでに存在する人間関係のなかに置かれます。建築がその場所と出会うとき、まず私達は建築と過去とがどのように調和するか(あるいは決別するか)を深く意識します。その上で「3つの かかわり」が建築デザインを通じてどう実現されるべきか、一つ一つ具体的に検証します。しかし同時にその出会いは、私たちにたくさんの新しい意味をもたらします。建築がもたらす意味の多様性は、建築の大事な特性であると私達は認識しています。クライアントやユーザーが建築デザインに期待する意味を理解し、意味の広がりの中から多くの人々とその価値をシェアーできる解決策を提案します。私達は単に建築物を設計するだけではない提案型プロジェクトにも積極的にチャレンジしてきまし た。建築が生み出す豊かな意味の広がりは、人と社会のかかわりに幸せな解決策を見出すことが出来ると信じているからです。この会社案内は、このような私達の取り組みの経過をまとめたものです。 プロジェクトリストの中には建築として実現しなかった計画も数多くあります。しかしそれらのア イデアとプロセスも、上記の「3つのかかわり」を問いそして形が生み出す意味とまじめに向き合った成果です。私達の建築デザインがさまざまな問題の解決ツールとしてその役割を果たし、建築が永く人の役に立つようこれからも努力して参ります。
企業コンセプト